物語のある家づくり

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Story #18

コンパクトなアパート暮らしを経験し、「この広さで十分」と感じたH様。
年齢を重ねても快適に生活できることを考えつつ、
それぞれの理想を詰め込んだ家づくりについて話を聞きました。

最小限の広さで末永く快適に
開放感あふれる平屋の住まい
平屋の家 関市・H邸

将来を見据え、段差のない平屋に

「家を建てるなら平屋」と、最初から決めていたHさんご夫妻。

「実家は昔ながらの二階建てで、掃除が大変でした。結婚後、初めて賃貸アパート生活を経験したら、コンパクトな間取りがとても快適で。この暮らしを一軒家で再現したいと思うようになったんです」と、奥様は話します。

将来的にも階段はない方が生活しやすいと考え、平屋限定で家づくりに動き出したお二人。

「最初に相談へ行った工務店は、コンセプトが明確にあって。わがままをあまり聞いてくれないだろうなと感じましたね」とご主人。 

宮部建設で建てた友人の実家を見て、奥様が好印象を持っていたことから、マーゴの一画にあるイエイエルームへ行ってみることに。

「部屋数について宮部社長と話した際、『客間はあった方がいいのかな』と相談したら、『要らない』とはっきり言われ、驚きました。普通ならセールストークでいろいろ勧めそうなのに」と奥様。「部屋をひとつ増やすだけで200万円近くかかるから」と理由も話してくれ、信頼を感じたそう。

「私たちの立場で考えてくれていることが伝わってきましたね。家と土地の値段などもわからず、漠然とした状態だったので、現実的な話を聞けてよかったです」と、Hさんご夫妻は、その時のことを振り返ります。

「建てる場所を決めてからの方が、話を進めやすい」とアドバイスを受け、しばらくは土地探しに専念。両隣に家が立っているものの、南側は大きな畑で日当たりも眺望もいい土地にめぐり合い、Hさん夫妻の家づくりが本格的にスタートしました。

趣味趣向を反映したプラン

趣味趣向を反映したプラン

相談へ行ったときに書いた要望シートのことも、印象に残っているそう。

「趣味、好きな音楽など、家づくりと関係がないようなことも記入する項目があったんです。『好きな家具は?』『お気に入りの雑貨屋さんは?』といった質問もあり、私たちを深く知ろうとしているのだと感動しました」。

理想のイメージとして、奥様が描いていたのは、軒下が大きな平屋で広いデッキと庭があること。「カーポートから濡れずに家へ入りたい」、「揚げ物をよくするから、部屋に油が飛び散らないようにキッチンは壁付け」という希望もありました。コーヒーを淹れるのが好きなご主人も「アイランドキッチンは、まわり込んで作業をするのが面倒」と感じていたとのこと。そんなご主人が、一番の要望として伝えたのはバイクガレージです。

「いつも実家までバイクをいじりに行っていたので、それさえあればという感じでしたね」と微笑みます。

 住まい訪問会にも参加し、実例を参考にしながら、細かなことはおまかせでプランを依頼。

「最初に提案いただいた間取りが、どんぴしゃでした」とご主人。予算を抑えるため、寝室とバイクガレージを縮めた以外、大きな変更もなく、家づくりを進めることができたと言います。

暮らしやすさを突き詰める

暮らしやすさを突き詰める

旅先で買い集めた骨董品などがセンス良く置かれたH邸の建坪は30坪。実際のスケールよりも広く感じられるのは、屋根の勾配を生かした天井高や、大きな窓の効果によるものです。

間取りは1LDKで、24畳のリビングダイニングを中心に、西側にはクローゼット込みで8畳の寝室と、6畳のバイクガレージを配置。東側はキッチンで、壁一面が可動棚の通路は物干しスペースを兼ねています。奥へ進むと洗面・浴室があり、動線もスムーズ。室内から死角の勝手口前に冷蔵庫スペースをつくったのは、建築士の勧めです。

「使いたいときにさっと取り出せるよう、調理道具をたくさん吊り下げているわりには、生活感がないと思います」と、微笑む奥様。

お二人とも洋服好きで持ち物は多い方ですが、「仕舞い込むと、存在を忘れて使わなくなってしまうから」と、物置はあえてつくらず、要所要所に可動式の収納棚を設けました。

「宮部さんは、施工中も要望を聞いてくれたので、棚の高さなど細かく伝えしました。段ボールをキッチンに見立て、私の身長で手が届くかどうかを一緒に調べてくれたりもして、本当に有り難かったです」とのこと。

ハンドメイドが好きな奥様は、家の仕上げにも参加。バイクガレージの壁にオイルステイン塗装を施し、洗面スペースにタイルを貼りました。

「タイルは、宮部さんの倉庫にあったのを『よかったらどうぞ』と譲っていただいたものなんですよ」。

理想の住まいで暮らして1年

理想の住まいで暮らして1年

Hさん夫妻の理想が詰まった平屋が完成したのは2019年12月。暮らしはじめて一年が経ちました。リビングのワークスペースで漫画を読むご主人の隣に座り、奥様は趣味のレザークラフトをしたり。気候のいい時期は、庭のハンモックで昼寝や、七輪を出してバーベキューをしたり。おうち時間が、さらに楽しくなったそう。

「遊びにきた友人は、『窓が大きくて天井も高いのに、エアコン1台でこんなに暖かいなんて』と驚いていました。気密や断熱については、特にこだわっていませんでしたが、基本性能がしっかりしているので、夏も冬も快適。宮部さんの勧めで、家の四方に開閉式の横滑り窓を取り入れたので、風通しもよく気持ちいいです」と、満足気に語ってくれました。

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