物語のある家づくり 第11回

リノベーションで叶える
夫婦ふたりの憧れの住まい

H様邸(関市)

ミッドセンチュリースタイルへのリノベーション_アプローチ

ご主人のアンティークコレクションが似合う、こだわりの住まい。
家族との大切な思い出を引き継ぎながら、増築リノベーションで叶えた、夫婦2人のくつろぎ空間です。

「好き」を詰め込んだ我が家に

アースカラーの外観に惹かれて玄関を覗くと、1950年代のイギリスのアンティーク扉が期待感を誘います。リビングは、タイルを敷きつめた壁にアンティークフレームのポスター、さらに大きなチェアやグリーンがセンス良く配された空間です。

ミッドセンチュリースタイルへのリノベーション_玄関ドア

テーマは、アメリカのミッドセンチュリースタイル。アンティーク好きなご主人が40年以上かけて集めたコレクションがとても似合う空間になりました。

ミッドセンチュリースタイルへのリノベーション_リビングルーム

築30年の我が家と、一元々購入してあった自宅隣の土地を使い、増築して広々としたLDKにリノベーションしたH様ご夫妻。子育てがひと段落したタイミングで、のんびりと2人暮らしを楽しむための住まいを考え始めました。

ミッドセンチュリースタイルへのリノベーション_キッチン

あるとき、看板で知った宮部建設のホームページを覗いてみたところ、木肌を活かした造りや、大きな窓が光をたっぷり取り込む開放的な空間にとても興味が湧いたそう。

ミッドセンチュリースタイルへのリノベーション_リビングルーム

「ブログを読んでいたら、真面目に家づくりを考えている姿勢に惹かれて。宮部さんにお会いしたら、この人で間違いなかった!と思ったんです」とご主人。せっかくなら、地元の会社にお願いしたいという思いも強かったそうです。

ミッドセンチュリースタイルへのリノベーション_テラス

屋外に緩やかにつながる設計

1950〜60年代、アメリカ西海岸では戦後の住宅不足を補うために低価格の建売住宅「アイクラーホーム」が流行しました。露出した大きな梁や大きな窓、屋外と屋内の境界線が暖昧な造り、アースカラーの外壁などが特徴です。H様邸は、今も貴重なヴィンテージハウスとして評されるこのアイクラーホームの空間設計やデザインを取り入れています。外壁はレッドシダー材を使い、木目を活かしながらペイント。ダイニングから緩やかにつながる中庭も、屋内と屋外の境界線をあえて暖昧にすることで開放感を持たせた、アイクラーホームを彷彿させる設計です。

ミッドセンチュリースタイルへのリノベーション_窓際

住まいのプロ視点の提案力

大のアンティーク好きで、建築やデザインにも詳しいご主人。ただ、“こんな雰囲気にしたい”というこだわりは多々あっても、それを叶えるためにどんな間取りにすればいいか、そもそもそれが築30年の家で可能なのか、そのイメージがなかなか湧かなかったそうです。

ミッドセンチュリースタイルへのリノベーション_リビングルーム

そこで、WEBや雑誌から好きなインテリアや建築の画像を集めてファイリングし、さらにアンティークコレクションの一部を見てもらった上で、プランニングを依頼しました。「なんとなくのイメージや好きなテイストを伝えたら、それを見事に空間に落とし込んでくれました。さすがプロですね。想像以上に良いプランが上がってきて、やはり宮部さんにお願いしてよかった!と確信しました」とご主人。

ミッドセンチュリースタイルへのリノベーション_リビングルーム

間取りは初回の提案をべースに、細部のディティールにはこだわりを詰めこんでじっくり決めていき、丸2年ほどの時間を費やしました。「時間をかけて、納得がいくまでつきあってもらいました。私のこだわりも譲れない点も汲んでくれて。

ミッドセンチュリースタイルへのリノベーション_玄関ホール

さらにプロの視点で住みやすさを考慮した提案をいくつもしていただきました。私があれこれ言うので、宮部さんはやりにくかったと思いますけどね(笑)」。限られた予算の中で、理想の暮らしを想像し、夢をひとつずつ叶えていったそうです。

ミッドセンチュリースタイルへのリノベーション_壁面タイル

夫婦の憧れを叶えた住まい

素材感のある大小のタイルが印象的な、リビングの壁面。これは上海の古い建物を壊した際に出たタイルを一枚ずつ敷きつめた、H様邸オリジナルの壁です。「宮部さんが、並べ方を一枚ずつデザインしてくださいました。こんなわがままにも、真撃に応えてくださって感激です」。リビングの雰囲気をグッと引き締めてくれる、主役級の存在感になりました。

ミッドセンチュリースタイルへのリノベーション_キッチン

明るくて開放的なダイニングキッチンは、奥様の憧れが詰まった空間に。木目と白を貴重にしたナチュラルな雰囲気に、シンプルでスタイリッシュなトーヨーキッチンのアイランドキッチン。2人の娘さんが帰ってきた際、3人でキッチンに立っているそうです。

ミッドセンチュリースタイルへのリノベーション_キッチン

キッチン横には構造上抜けない柱があったため、その裏側のスペースを冷蔵庫スペースとパントリーに活用。「デッドスペースになると思っていたので、こんな風に活用できて嬉しいです」と奥様。生活感をなくしつつ、収納もしっかりと確保した使い勝手の良いキッチンです。

ミッドセンチュリースタイルへのリノベーション_洗面所

大きなアンティークミラーを配置した洗面所は、天窓から柔らかい自然光が差し込み、とても開放感にあふれでいます。「ここに天窓を入れるなんて、自分たちでは到底思いつかなかったけれど、これがとても良かった!」と、お2人にとってお気に入りの空間になったそうです。

ミッドセンチュリースタイルへのリノベーション_リビングルーム

「無理難題もたくさん言いましたが、私たちに歩み寄ってもらえて、一緒に家づくりを楽しんでくれている感じが、とても心強かったです。ほかの部屋も、ゆくゆくは宮部さんにお願いしたい」どご主人。ご夫婦の憧れを詰め込んだ住まいには、まるでリゾート地のように、ゆっくりと優雅な時間が流れていました。

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