物語のある家づくり 第14回

日本の伝統を体感できる
行き止まりのない木の平屋

I様邸(愛知県 一宮市)

I様邸_外観

東西に長く、南北は短いという理想的な立地に、延べ床面積29.4坪のコンパクトな平屋を建てたI様ご夫妻。
家づくりのこだわりや暮らしてみて感じたことを聞きました。

実例を見て固まったイメージ

木製建具の職人として、家づくりの現場を数え切れないほど見てきたご主人。「自分が家を建てるなら、軒が長い平屋で、壁は柱の見える真壁、建具は6尺サイズ、タイル貼りの広いデッキも欲しいなど、仕事を通してイメージはしっかり固まっていました」。

I様邸_照明

無垢材の家具を手掛ける友人に「家を建てるなら、どこかいい?」と相談した際、一番に名前があがったのが宮部建設だったと言います。すぐにホームページをチェックして、モデルハウスへも足を運んだI様ご夫妻。実際の家を見て「ここならいい!」と直感し、具体的なプランや見積もり等を依頼してみることにしました。

I様邸_書斎

「思い描いていたのは、どの部屋にも開口部が2つあってグルグル回れる、昔ながらの日本の住まい。初回に出てきたのがまさにそれで、本当に理想通りでした」と、間取り図や建築模型を見た時の印象を語るご夫妻。
越屋根にして高い位置に窓を設け、風が通り抜ける仕掛けをつくっている点なども気に入り、宮部建設に家づくりを託すことをその場で決めました。

I様邸_リビング

楽しみだった打ち合わせ

「偶然にも、私の実家がSE構法だったので、どういったものか知っていました。だから、宮部さんとの打ち合わせで『SE構法をやっている』と聞き、安心感がありましたね」。そう語る奥様のご実家は電気屋さん。「建具や棚をはじめ、配線も自分たちでやりたい」という要望を快く受け入れてくるなど、自由度の高さにも惹かれたと言います。

I様邸_キッチン

家づくりが本格的に始動してからは、3〜4 日に一度のペースで施工中のわが家を見に行き、建築士と打ち合わせを重ねたI様。蛇口ひとつをとっても、カタログを取り寄せていたご主人に負けないくらい調べ、「こんなのがありましたよ」と建築士から提案されることも多く、打ち合わせが毎回、楽みだったそう。
「ここはあまり予算をかけたくないと伝えれば、『ちょっと探してみます』と言って、いろいろな案を示してくれる…。宮部さんは担当を問わず、みんなが真剣に話を聞いてくれました」と奥様。
ご主人も「家は、つくる人との相性がとても大切。仲間と会話しながら進める感覚で楽しく臨めました」と微笑みます。

I様邸_リビング

素材やサイズ感へのこだわり

仕事柄、木の特性やサイズ感を熟知しているご主人は、建材についてのこだわりも人一倍でした。ただ、何でもかんでも高いものではなく、コストパフォーマンスのいいものを追求。「床は耐久性が高く水に強いナラ材を使いたいけれど、生活していればキズが付くから、グレードは一番安くていい」など、知識をフルに活かして具体的にオーダーしました。

I様邸_和室

天井まで建具という家が増える中、低めの6尺にこだわったのも「昔ながらのサイズにすることでコストを抑えられる」という理由から。そのぶん、必要なところに予算をかけようと考え、キッチン家電が並ぶ棚の上は少し奮発して、網目状のFRPグレーチングに。「これは宮部さんの提案でしたが、明かりが入るうえにホコリも溜まりにくいです」と奥様。

I様邸_玄関

和の雰囲気を出したいからと、柱や梁は東北の唐松、玄関は襖のように引き違いができる檜の格子戸にしました。
家族みんながアレルギー体質ということもあり、断熱材には天然繊維のセルロースファイバーを。壁は珪藻土クロスを使用しています。
「最初は漆喰で塗るつもりでしたが、それでは予算がかかりすぎると言って、宮部さんがすすめてくれました。予算的に厳しいからダメではなく、次の提案をしてくれるのは、大手ハウスメーカーにはない機動力だと思います」。

I様邸_天井

家族4人で暮らしてみて

I様邸には廊下がなく、リビングダイニングとひと続きになった4.5畳の和室を通って、子供部屋や寝室へいく造りになっています。そんな3LDKの平屋に、2013年9月から暮らしはじめて約4年半。ご長男は7歳に、娘さんは3歳になりました。「4人家族の住まいとして、29.4 坪は狭いと思われるかもしれませんが、行き止まりのない動線で天井も4.3メートルと高いので、広々と感じます。もっと狭くてもいいくらいです(笑)」とご主人。

I様邸_玄関

奥様は、「フルタイムで働いているので、アウターなどを出しっ放しにできる家族用玄関を設けたのは大正解でした。収納スペースとして、寝室と同じ広さのロフトがあり、家中の掃除もしやすくて、とても満足しています」とのこと。

I様邸_ダイニング

将来的には子供部屋を2 つに仕切ることもできるI様邸。「家は3回建てないと…言うけれど、一回で満足のいく家になったのは、建築士さんといい関係を築けたから」と、笑顔で語ってくれました。

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