物語のある家づくり 第16回

強い構造体で空間を自由に
一級建築士も選ぶSE構法の家

M様邸(大垣市)

宮部建設施工事例_M様邸

桜並木が美しい、堤防沿いの土地に一目惚れしたM様。
一級建築士の奥さまが「やりたいことを目一杯つめこみたい」と、
頑丈な柱と梁で自由度の高い空間を実現できるSE構法を選びました。

暮らしの中にさり気なく景色を

ホタルの生息地としても知られる杭瀬川のすぐ近く。桜並木が連なる堤防沿いの閑静な住宅地にあるのがM様邸です。
一級建築士の資格を持つ奥さまは、大阪の建築事務所でデザイナーとして働き、さまざまな注文住宅を手掛けてきた家づくりのプロ。「仕事を通じて、構造や性能などをしっかりと学んできたので、基本として耐震性・耐久性・省エネ性などは落とさずに。デザインについては、自分のやりたいととを目一杯つめ込んだ家を建てたいと思っていました」と奥さま。
ご主人の意見も取り入れながら、より住みやすく、何度もプランを練り直して完成させたのが、広々とした土聞のある玄関を起点にゾーン分けした、長期優良住宅の2階建てです。

宮部建設施工事例_M様邸

「桜並木が見えるこの土地を主人がすごく気に入っていたので、暮らしの中でさり気なく感じられることを意識して、プランニングしました」。
玄関の正面に、堤防の緑と桜並木を借景として取り込むフィックス窓をつくり、四季折々の眺めを楽しめるようにしています。
土聞を挟んで、右側に大きなワンルーム構成のキッチンとリビング、書斎、寝室や子ども部屋などの居室を。左側には和窒を設け、離れのような雰囲気にしました。和室からも桜並木を一望できるのが自慢です。

宮部建設施工事例_M様邸

生活スタイルに合った間取り

玄関から一段上がれば、すぐキッチンというオープンな間取りもM様邸の特徴のひとつ。「我が家の場合、みんなで食事をするのが朝だけなので、ダイニングルームは設けず、キッチンと一体になったダイニングテーブルを造作しました」。
キッチン側の床を一段下げ、ダイニング側の家族と目線の高さが合うようにしているのも、奥さまのこだわりです。床は、お手入れしやすいコンクリート調の磁器質タイルをセレクト。床暖房が付いているため、冬でも快適です。
スケルトン階段を挟んで、奥には吹き抜けのリビングが広がっています。屋外のウッドデッキは、リビングの床と高さを揃えているため、室内の延長のように使うことが可能。リビングの裏には、家族全員分の衣類や日用品、おもちゃの収納も兼ねたファミリークローゼットを設けました。キッチンの裏には、洗面室とパスルームを配置。スマートに家事ができるように動線も工夫しています。
「扉の開け閉めが面倒なタイプなので、基本的には建具をつけていません。スッキリとした暮らしを保つため、ごちゃごちゃとしたものは、すべて裏側に持っていきました」と奥さま。家の中で扉があるのは、ゲストルームとして使うことも想定した和室と、トイレやバスルームだけです。

宮部建設施工事例_M様邸

視覚効果を随所に散りばめる

「ソファに座ったとき、視線をさり気なく桜並木へ導くため、外壁を斜めにしています。ウッドデッキも斜めになっているので、腰掛けると堤防へ自然と目が行くんですよ」。
ほかにも、玄関に広がりを演出したいと考え、土聞を窓に向かって斜めに広げました。和室の欄間部分がガラスになっているのは、扉を閉じたときに視線が抜けるから。M様邸では、視覚効果を随所に取り入れています。
建物全体の天井の高さは、標準よりも低めに設定。開放感を出したいリビングだけを吹き抜けにすることで、より広々と感じられるようにしているのが、大きまポイントです。
空聞に広がりを出すだけでなく、風が心地よく通り抜けるように、対面に窓を設けたのも意識したことのひとつ。フアミリークローゼットには、地窓や勝手口があり、隅々まで換気対策が万全でです。

宮部建設施工事例_M様邸

理想の暮らしを叶えるために

自身で設計を行い、耐震工法SE構法を手がける宮部建設に施工を託した奥さま。「木造でありながら高い耐震性能を誇り、大空間や大間口を可能にするSEは、私の中で、何でも叶えてくれる建築構法なんです」とのこと。
「宮部建設のみなさんは、すごく考えて家づくりをしている方々。こんな風に見せたいと伝えると、いろいろな提案をしてくれたので、とても頼もしかったです」と、振り返ります。
特に印象的だったのは、屋根について悩んでいたときだそう。「見付をできる限り薄くして、すっきり見せたいという思いがあったんです。薄くするとその分、脆くなってしまうので、強度を保ちながら、どうしたら実現できるか…。大工さんを交えて知恵を出していただいたことが、思い出に残っています」。

宮部建設施工事例_M様邸

2019年9月から暮らしはじめて約8ヶ月。「主人は、リビングが吹き抜けだと、冬が寒いのではと心配していたみたいですが、天気のいい日は暖房を使わなくても快適に過ごせました」と奥さま。長男さんは、真冬も裸足で家の中を元気に駆け回っていたと言います。休みの日には、離れの和室で寝泊りをして旅行気分を味わったり、庭でキャンプをしたりなど、一級建築士としてのこだわりと夢を詰め込んだ我が家での暮らしを満喫している様子。
「家づくりを始めた当初は、景色を楽しむことを意識し過ぎて、現実的ではないプランになっていましたね」と語る奥さま。これから家を建てる人に向け、アドバイスを聞くと、「20畳のリビングがほしいなど、希望をひとつずつ上げていくと、パズルをはめていく感じになるので、まずは、どんな暮らしがしたいかを考えるのが大事。そうすることで、より住みやすい家に仕上がると思います」と、笑顔で語ってくれました。

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