愛知県江南市・K様邸
Works #5
平屋のような2階建ての住まい。南向に向かって出窓が並ぶコの字型のレイアウト。南面と西面には本物の焼杉板の外壁を縦貼りに採用。
流行を追わず住み心地の良さを追求した外観。低いシルエットが安定感をもたらしています。たたみリビングのある南面には引き違いサッシが2組み並ぶ出窓を設けました。
使い勝手を考慮し玄関の軒は深めに設けています。軒天に貼られた本物の木も温かい印象を与えてくれます。
劣化していく外壁サイディングは使用したくなかったというご主人。素材の質感を味わえ経年変化で建築美を増す外壁をとご提案したのが今回採用した焼杉板でした。
4メーターの天井高で開放的なたたみリビング。全体には勾配天井のなか、キッチンダイニングと玄関部分のみ水平天井を造作しました。
必要最低限で構わないと大きさを決めた寝室は6帖。三方向に窓を設けて明るく風通しの良いスペースにしました。
当初から奥様に強いご要望であった家事室兼室内物干しスペース。南向きでとても気持ちが良い3.5帖の空間を設けました。
「四季を感じる住まいに」というご主人のご要望や、小さいながらも空間の拡がりをもたせる目的に、玄関ホールの隣には外部の中庭を設け落葉樹を配置。
収納を兼ねた立ち上がりカウンターで手元を隠すキッチン。
「のんびり寛ぐにはたたみが一番。冬には炬燵も楽しみたい」というご要望から生まれた「たたみリビング」。たたみ部分は床から250㎜高い小上がりとなっており、ちょっとした腰掛けの代わりにもなります。