「黒い箱」のように見える外観が特徴のK様邸。玄関ドアもさりげなく配置されているので、どこから入るべきかも分からないほど。これは「外観は極力シンプルに」というK様のご要望を反映させたためです。そして、もうひとつの外観の特徴であるシルバーのシャッターを開けると、目に飛び込んでくるのはフェラーリ360モデナとアバルト500、そしてスネークモータースのK16 KITANOという、3台のマシン。木造でありながらRC造や鉄骨造のように大きな開口部を設けることができるSE構法の高い強度を生かした、広いガレージ空間になっています。
また、フレームで建物を支えることにより、視線を遮る柱や壁を最小限に抑えることができるSE構法の利点は、開放感あふれるリビングルームや中庭を中心とした2階への吹き抜けなど、ガレージ以外にも生かされています。
ガレージとリビングルームは大きなガラスによって仕切られ、クルマと暮らしとの距離は極々近いのもK様邸の特徴。数や角度にこだわって設置されたスポットライトに照らされた愛車と、デザインにこだったインテリアの組み合わせを見ていると、まるでギャラリーにでも迷い込んだような気分にさせてくれます。
所在地:岐阜県岐阜市
延べ床面積:153.4m²
竣工日:2013年8月