物語のある家づくり
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二人の将来を見据え、新築は段差のない平屋に限定
「実家は昔ながらの二階建てで掃除が大変でした。結婚後、初めてアパート生活を経験したら、コンパクトな家事動線がとても快適で。この暮らしを一軒家で再現したいと思ったんです」とHさん夫妻。
将来的にも階段はない方が生活しやすいと考え、平屋限定で家づくりを始めました。
宮部建設で建てた友人の実家を見て、好印象を持っていたことから、関市のマーゴ1階にある「イエイエルーム」へ行ってみることに。
周囲に惑わされることなく、自分たちらしい暮らしの実現をアドバイス
「部屋数について話した際、客間はあった方がいいのかなと相談したら、必要ないという答えが返ってきて驚きました。私たちのライフスタイルを考え、言ってくれているのが伝わってきましたね」と奥さま。部屋をひとつ増やすだけで200万円近くかかるからと理由も話してくれ、信頼を感じたそう。
「当時は家と土地の値段などもわからず、漠然とした状態だったので、現実的な話を聞けてよかったです」と、Hさん夫妻は振り返ります。
「建てる場所を決めてからの方が話を進めやすい」とアドバイスを受け、しばらくは土地探しに専念したお二人。南側が大きな畑で日当たりも眺望もいい土地にめぐり合い、家づくりが本格的に動き出しました。
住まい手のご要望や趣味趣向を反映しながら念入りにプランニングを行う
理想のイメージとして、奥さまが描いていたのは、軒下が広い平屋でデッキと庭があること。揚げ物をよくするため、部屋に油が飛び散らないようにキッチンは壁付けが希望でした。
「コーヒーを淹れるのが好きですが、アイランドキッチンはまわり込んで作業をするのが面倒だと感じていました」と話すご主人が、要望として伝えたのはバイクガレージです。「いつも実家までバイクをいじりに行っていたので、それさえあればという感じでしたね」。
住まい訪問会にも参加し、暮らしやすい間取りやデザインなど実例を参考にしながら、細かなことはおまかせでプランを依頼したHさん。予算を抑えるため、寝室とバイクガレージの広さを少し削った以外は、初回のプランから大きな変更もなく、家づくりを進めることができたと言います。
心地いい暮らしを突き詰める
旅先で買い集めた骨董品などがセンス良く置かれたH邸の建築面積は約25坪。屋根の勾配を生かした天井高や大きな窓などの効果で、実際のスケールよりも広く感じられます。
間取りは2LDKで、20畳のリビングダイニングを中心に、西側にはクローゼット込みで8畳の寝室と、広さ7畳分のバイクガレージを配置。東側はキッチンで、壁一面が可動棚の通路は物干しスペースを兼ねています。奥へ進むと洗面・浴室があり、家事動線もスムーズです。
リビングからは死角になる勝手口前に、冷蔵庫スペースを設けたのもH邸のポイント。「冷蔵庫が見えないので、生活感が少ないと思います」と奥さま。「施工中も要望を聞いてくれたので、棚の高さなどを細かく伝えしました。段ボールをキッチンに見立て、私の身長で手が届くかどうかを一緒に調べてくれたりもして、本当に有り難かったです」とのこと。
ハンドメイドが好きな奥さまは、家の仕上げにも参加。バイクガレージの壁にオイルステイン塗装を施したり、洗面スペースにタイルを貼ったり。「宮部さんの倉庫にあったタイルを『よかったらどうぞ』と譲っていただきました」。
理想の住まいで暮らして1年が経過
ワークスペースでパソコン作業をするご主人の隣に座り、奥さまは趣味のレザークラフトをしたり。天気のいい日は、軒下のハンモックで昼寝をしたり。七輪を出してバーベキューを楽しむなど、おうち時間がさらに楽しくなったそう。
「遊びにきた友人は、窓が大きくて天井も高いのに、エアコン1台で冬もこんなに暖かいなんて!と驚いていました。気密や断熱については、特にこだわっていませんでしたが、基本性能がしっかりしているので夏も冬も快適です。家の四方に横滑り窓を取り入れたので、風通しも抜群で気持ち良く過ごせます」と、話す二人の笑顔が満足度の高さを物語っています。
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