【揖斐郡】32坪 中庭のある平屋 SE構法 パッシブデザイン
Works #8
建物は北棟と南棟に分かれており、その中間位置に中庭が置かれた平屋の住まい。
約18畳の中庭からタイル土間部分へ。タイル土間から内土間のタイル部分へ。
内土間からリビングダイニングスペースへと、SE構法を採用し耐震等級3をクリアしながら5.4mの広い間口の気持ち良さを損なう事なく繋げています。
中庭と繋がる内土間のある暮らし。冬場にしっかりと陽射しを確保できる内土間。お庭での作業や観葉植物の植え替えなど、汚れ作業時にはとても重宝する場所。まずは、お洗濯物の室内干し場が定着しそうです。
高い天井が印象的なリビングダイニング空間。杉材の羽目板貼り仕上げ。ダインングテーブルの頭上にはペンダントライトが3灯吊り下げられています。ヒノキの無垢材に配線ダクトを埋め込んだオリジナルの吊り下げ器具。お施主様にご支給いただいた照明とのバランスを考慮し設計制作しました。南面の大開口から流れる高い天井とSE構法の魅了を活かしたプランニングで圧倒的なスケール感をつくりだしました。
ダイニングスペースとフラットに繋がるリビングは8帖、フローリングではなく敢えて畳スペースに。ゴロゴロと寝転がったり寛ぐには畳敷きが一番。Yogiboがあれば大きなソファーを置く必要はありません。また、夜には仰向けになり星空を眺めることができるい心地の良い場所。また、南面の深い軒から繋がる木質天井が木造であることを住み手に何気に伝えてくれます。
ご夫婦揃ってお料理好きということで、キッチンは絶対に並列タイプ。海外メーカーの食洗機も譲れない。という強いご希望でした。ダイニング側にシンクと作業台。背中の壁側には、コンロと収納カウンターが配置されます。並列キッチンのメリットは、なんといっても作業台の広さ。そして、壁付けコンロとなるので汚れが広がらないところでしょうか。その反面、当然スペースを多く取るので間取りが大きくなることが費用にのしかかってきます。
洗面化粧台は、お施主様の希望でアイカ工業社製のスタイリッシュカウンターを採用。ボウルとカウンターを一体に接合した洗面カウンターで、天板とボウルの継ぎ目が目立たず段差もないので、汚れが溜まりにくくお掃除も簡単に行えます。鏡はサンワカンパニー社製を2点横並びに取り付け。洗面カウンターとの間にタイルを貼っています。
主寝室はウォークインクローゼットとの仕切り壁上部を開け空間の広がりを感じる工夫を。ナラのフローリングとグレー系の壁紙で落ち着いた空間に。ウォークインクローゼットの壁にはサンゲツショールームで一目惚れしたアニマル柄?図鑑?の壁紙を思い切って採用。衣類や荷物で隠れるので、この位の遊びは魅力的。
お布団を敷く床は一段上がった小上がりとして、枕元にはスマホや本を置けるニッチ、コンセントを設けています。
北棟の南面を中庭から眺めた様子。天井高4メートル、間口5.4メートルのSE構法らしい広々とした空間が広がります。窓サッシは特注寸法とならないよう規格サイズを上手く並べて配置することでコスト高を抑制しました。土間部分に敷いたタイルも、外部用は滑り止め付き、内部用は室内用と選抜し、敢えてタイル目地は無しで施工しています。
外周面の外壁は耐久性を考慮しガルバリウムを採用していますが、中庭における居室から視線の届く壁においては、温もりと光の反射の優しさを鑑みジョリパット仕上げとしています。
南北に長い建物形状。建物外周面の外壁はガルバリウムを採用。耐久性とメンテナンス費用を抑えることができるのが理由。しかし、ガルバリウムだけでは無機質で冷たい印象となってしまうため、日常人の目に留まる部分には、自然木やジョリパットの仕上げを施し手触り感のある素材を用いるようにしています。
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