住宅の省エネ化の支援強化に関する予算案が閣議決定されました

2023.11.13 ニュース家づくりについて補助金 written by 宮部英門

令和5年11月10日付
国土交通省、経済産業省、環境省から同時に発表。

省エネ住宅の新築、住宅の省エネリフォームを支援する
「質の高い住宅ストック形成に関する省エネ住宅への支援（仮称）」を創設し、省エネリフォーム支援を経済産業省・環境省と連携して実施します。

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて住宅の省エネ化の支援を強化するため、国土交通省は、高い省エネ性能を有する住宅の新築を支援する新たな補助制度を創設します。
また、国土交通省、経済産業省及び環境省は、住宅の省エネリフォーム等に関する補助制度をそれぞれ実施するとともに、各事業をワンストップで利用可能とするなど連携して支援を行います。
※いずれも国会での補正予算の成立が前提となります。

上記の通り、あくまで国会での補正予算成立が前提の話ではありますが、まず問題なく成立することでしょう。
私のイメージとしては、「住宅省エネ2023キャンペーン」の2024年版として、国土交通省、経済産業省、環境省が連携して行う。事業登録や申請なども一括して統一のウェブサイトで行える。既に2023版で事業者登録している事業所は安易な登録で登録情報を継続使用できる流れになっていると推察します。

これから新築、リフォームをご検討の皆さまにおかれましては、既に申込み申請が終了している「こどもエコすまい支援事業」の後継事業ができるということでとっても明るい朗報です。

この新しく創設される補助事業の適用においては、おそらく先日の閣議決定された日付けが起点になるのではと推察します。ですので、これまでの先例からすると、国会での補正予算の成立から先日の閣議決定まで遡っての物件も申請できる可能性があります。上棟まで行っていると適用除外、基礎工事着手程度であれば適用、といった感じで要件が定められるのではないでしょうか。
いずれにせよ、予算規模も大きな追加措置ですので、この辺りも適用要件を緩和していただけると有り難いですよね。ここは期待しましょう。

下記に、閣議決定された概要とそれぞれのリンクを設けますのでご確認ください。