
ミヤベブログ
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県産材の活用で木材輸送過程CO2排出量を95%削減
昨日は、私たちイエイエならびに耐震構法SE構法にとって大切な記念日となりました。
というのも、準備を進めてきた岐阜県産材である東濃産ヒノキを柱・梁に用いた、全国初となる耐震構法SE構法 東濃産ヒノキバージョンの第1号が上棟工事を無事に終えることができたということです。

(関市下有知の家2023 上棟の様子)
イエイエがお勧めする耐震構法SE構法が用いる構造材は、主にレッドウッド又はホワイトウッド。これらは遥か遠いフィンランドやスウェーデンといった欧州から船で運ばれてきます。
なぜそんな遠い国から輸入しているのかといえば、品質、供給量、価格などにおいて現状最もバランスがとれているから。ということになります。
ハッキリ言えば、日本で伐採した木よりも、欧州から運んできた木の方が安価だということです。
この点において、この15年ほどは何の疑問も抱かず、「そういうもんだ。」という程度の考えしかなく、今思えば非常に恥ずかしいという認識に変わりました。
全国的にも広い森林面積を有し良質な材が溢れている岐阜県。住宅の構造などに用いるにはまさに適齢期といえる木々たちに恵まれています。そのような好条件にあるなかで、いつまで輸入材を用いた住宅を建築するのか、といった想いが次第に強くなっていきます。

「輸入材を用いることで誰が幸せになっているのか」
「日本の山林を見捨てては川も海も陸もダメになる」
「地球規模の環境も破壊しているのではないか」
「人も木も同じ気候風土で育った者同士の方が気が合うのでは」
「もっと地域を活性化できる地域型循環での家づくりを行わなければ」

欧州材の移動距離はざっと2万1千キロ。
岐阜県の木材を活用すれば移動距離100キロ県内で完結できます。
たったこれだけをとっても、県産材を活用していく意義を感じ取っていただけるのではないでしょうか。
上記のように様々な想いが巡り、県産材を活用した耐震構法SE構法の実現に向け走り出します。
まさに、イエイエの新たな取り組みは、
SDGs17目標のうち、次を実現するための活動となって参ります。
・11 住み続けられるまちづくりを
・12 つくる責任つかう責任
・13 気候変動に具体的な対策を
・14 海の豊かさを守ろう
・15 陸の豊かさを守ろう



SE構法の供給先でもあるエヌ・シー・エヌ様、セブン工業様、製材工場様のご協力を賜り、イエイエの21世紀型の家づくりへの取り組み、その一歩を踏み出しました。
本ブログを読んでいただいている皆さま。
ぜひ私どもの取り組みにご賛同いただき、地産地消、地域を元気にする家づくりを共に行なって参りたいと考えております。ご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

□SDGsへの取り組みについての過去ブログはこちら
・【SDGs】未来に残したい原風景 脱炭素に向けての取り組み
・【岐阜県】新築住宅に最大92万円の補助金(脱炭素社会ぎふモデル住宅普及事業)
地震に強いSE構法と高気密高断熱の暖かい家
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