
ミヤベブログ
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【配管の詰まり】水のトラブル 節水習慣の落とし穴とは

本日は少々変わったタイトルにて。
お住まいについて、OBのお客様から緊急の連絡が入るパターンで一番多いのは、
水のトラブルで、主に配管の詰まり。
トイレ、キッチン、洗面化粧台。
トイレは、コ○トコで購入するトイレットペーパーが詰まりやすく、
可能な限り国産メーカーのトイレットペーパーをお勧めしています。
また、トイレの便座クリーナーなど、
「そのまま流せます。」とTVCMでも流れていますが、
こうした系の厚手のものもトイレに流すのは詰りの原因となります。
そもそも、住まいのなかの排水は直接下水管につながっているものではなく、
主に家の床下の配管→外の地面の中の配管→前面道路の下水管へと流れ込みます。

ですので、十数メーターから数十メーターの長さの配管の中を
ゆるりゆるりと流れて行くわけです。
昨今の節水タイプのトイレは水量が少なくなっており、
当然、汚物を流す水量が少ないので、
一回流す程度では、下水管に届かず配管の途中で止まってしまうことがあります。
みなさん意外と、
水を流すボタンを押せば汚物は家の中から消えて無くなる。
映画で見るような大きな下水管に流れていく。
というイメージを持たれています。
ですが実際は、そんなことはないんです。
緩やかな勾配の塩ビ管の中をゆるりゆるりと流れていくものなんです。
このあたりのイメージを共有していただき、
節水意識のなかではありますが、
余分にお水を流していただけると配管が喜ぶと思います。
パイプクリーナーを頻繁に使用して予防するよりも、
作業後に1、2分水を空流しする。
トイレは夜寝る前に1回空流しする。
これくらいの意識の方が住まいを痛めないと思います。
あくまで私の個人的な意見ですので、皆様で何か工夫されてみてはいかがでしょうか。
今回は、節水の落とし穴と題して、
余りに水を使わないのは配管に悪いですよ。
という心の叫びをお届けいたしました。
もっと、ずっと、すきになる。
イエイエ
住まいの実例
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