ミヤベブログ

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森林をレンタルする。フォレンタ 田口社長

地震に強い家づくりを願い、

イエイエ 宮部建設として、

ここ十数年は【耐震構法SE構法】を採用した家づくりに取り組んでいます。

◆耐震構法SE構法について詳しくはこちらの動画をご覧ください。

耐震構法SE構法の説明動画

そうしているなか、

新型コロナウィルスの発生、

ウッドショック、

ロシアとウクライナの戦争、

天然資源の争奪戦、

原発の再稼働に目処が立たない状況などなど。

日本からは遠い世界の何処かで起きていることが、

私たちの暮らしを直撃し悪影響をもたらすようになりました。

みなさまご存知の【ウッドショック】により、

私たち木造住宅業界にとっても大きな影響を落としています。

日本には、

住宅用の製材となる良質な木が山林に眠っています。

しかし、

流通しているそのほとんどは外国からの輸入材。

日本の山から木を切り出し製品化するよりも、

外国材を輸入した方が強くて安いというのが単純な理由。

なかには、強度が必要なので横に架かる梁などの材には輸入の松材を使う。

といった具合です。

ウッドショック時には、

輸入材が入ってこない、高騰しているという理由から、

みな国産材に切り替える動きも多々あり、

国産材の価格が例もないほど上昇もしました。

と、このような状況のなか、

森林に恵まれた岐阜県に住んでいながら

輸入材を採用していることに対する自分のなかでのモヤモヤ感が正直あり、

県産材での家づくりという道筋を探っておりました。

そんなところへ、

岐阜県加茂郡東白川村で林業・製材業を営む

株式会社 山共(ヤマキョウ)

代表取締役 田口 房国 さん

のお話しをお聴きする機会に恵まれお逢いして参りました。

【山共さんのウェブサイトはこちらです。リンク】

東白川村(岐阜県に村は二つ、白川村と東白川村だけ)

どこでしょう?

関市と東白川村の距離感イメージ

関市から北東へ車で1時間ほど。

思っていたよりも遠いですね。

ここ東白川村は人口2,000人、

9割が森林で、

全国的にも有名な【東濃檜】、【東濃杉】を育てています。

そんな林業、製材業の村なのですが、

【東濃檜】や【東濃杉】といった看板商品ではなく、

今注目を浴びているのが山林です。

地元の人たちが何の魅力も価値もない、

そう決めつけていた山林だったのですが、

年間6万6千円で貸出を募集したところ400件以上の申し込みが殺到。

27倍という難関をクリアした17組の方々が、

自分好みの山林ライフを楽しんでみえるとのこと。

森林レンタル forenta(フォレンタ)

森のレンタル フォレンタ 紹介動画

ヒロシのソロキャンプ動画から着想を得たという田口社長。

当初は大事な木を育てる山林を見ず知らずの方に貸していいのか。

と不安も大きかったそうですが、

まずはやってみる、そして誰よりも早く。

という気持ちだったそうです。

色々な困難も乗り越え、

今では近くの山主さんからも依頼の声が掛かるようになったと。

そして、

この動きは全国に拡がりをみせています。

水も電気もない。

キャンプ場のように整地もしていない。

そんな不便なところに誰がくるのか?

主には名古屋方面から、

この何もない自然のなかで自分たちの居場所を構える。

すきなことができる。

人で混み合っていない。

人工物に囲まれた日々の暮らしから、

自然のなかで開放される生き物としての喜びや気持ちよさ。

そのようなものを求めていらしゃるんでしょうね。

何もかもを求め揃え整えようとしてしまいがちな今まででしたが、

都会にこの自然を持っていく必要はなく、

こうした部分が田舎の特色であり、

都会と田舎の役割分担、

この行き来こそがこれからの人の動きなのかと感じました。

海を綺麗にするには川を、

川を綺麗にするには山を、

山を綺麗にするには人を。

地域の山を未来にわたり守り育てていく為には、

人の手が入る環境を作り出さなければなりません。

私たちイエイエとして、

できることから取り組みを始めたい。

今回も、素敵な方に巡り逢え幸せです。

ずっと、もっと、すきになる。

関市注文住宅 イエイエ

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