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10年目の定期点検 稲沢市W様邸を訪ねる SE構法 耐震等級3
愛知県稲沢市、西尾張中央道から50メートルほど入った場所にW様邸はあります。以前は、東海北陸自動車道の一宮木曽川インター、もしくは尾西インターからのアクセスでしたが、一宮稲沢北インターの開通もあり随分と早くなりました。
インターを降りると右手には大きな物流センター『ロジスクエアー一宮』の建設現場を発見。この地域で物流の拠点というと小牧市を思い浮かべますが、岐阜県を抜けて富山に向かう東海北陸自動車道や、愛知県西部、岐阜県西濃地域とこれから交通網が整備されていく地域に対する需要が見込めるのでしょうか。JR稲沢駅、名鉄国府宮駅もあり確かに便利な地域だと思います。

さて、早いものでW様邸はお引き渡しから丸10年を迎えました。地震に強いSE構法と職人さんの技術の高さをご評価いただき、イエイエを選んでいただけたことを本当に嬉しく思います。コメダ珈琲でのお打ち合わせ。当時は娘さんも小学生だったので私たちのことを覚えてくれており、ご家族の会話にイエイエの思い出があることもありがたい限りです。
そしてリビングの棚には、お打ち合わせ時の住宅模型を今でも大切に飾っていただいており、住まいを気に入っていただけているのだと安心いたしました。

今回のW様邸は、SE構法を採用した重量木骨の家ブランドであり、長期優良住宅の認定も得ています。アフターフォローにおいてイエイエでは、お引き渡しから20年目までの期間において、2年半毎に無償定期点検を実施しています。ですので今回は、お引き渡しから1年目の定期点検(1回目)、2年半目の定期点検(2回目)、5年目の定期点検(3回目)、7年半目の定期点検(4回目)、10年目の定期点検(5回目)となります。

点検項目は大きく、建物外周の基礎、外壁、水切り、雨樋、屋根、サッシ、汚水配管、エコキュート、立水栓、タイル、玄関ドアなど。室内においては、サッシ、室内建具、床、階段踏板、手摺りのぐらつき、設備機器、照明、床下など。お施主様に異常などないか確認しながら、約1時間半ほどお時間をいただきます。

上写真は床下の様子。白アリの蟻道や水漏れもなく問題ない状態。現在の住まいはベタ基礎が主流なため、W様邸のように築10年経っても住宅の床下は綺麗なものです。昔のように床下がすぐ土の地面で湿気が上がってくる。白アリがくるといったことはかなり抑制されています。
また、イエイエの住まいは全棟長期優良住宅仕様ですので、床下空間はしっかりと点検ができるよう高さを確保しています。点検員が潜って点検できるように。水漏れなど異常が生じた際には職人さんが修繕作業を行えるようにと。将来、50年、60年と当たり前のように快適に住み暮らしていただくためには、こうした目立たない地味な部分にもしっかりと目をむけ対応しておくことが大切です。
設計事務所さんの物件では床下を設けないとか、人が入れないような高さで基礎を設けるなど様々ありますが、イエイエでは維持管理のしやすさを犠牲にしてまでデザイン性を追及しないよう心がけています。
やはり、スタイリッシュで印象的な外観の商業建築が目を惹きますが、商業建築の償却期間は短く、住宅とは根本的に異なるものです。維持管理、耐久性の面からランニングコストを抑えられるよう、建物形状、構造、仕様などしっかりと選びたいものです。
稲沢市W様邸、SE構法を採用した10年目の注文住宅。異常もなく快適に過ごされており安心いたしました。
次は12年半目の定期点検、バルコニーの防水について再施工が必要か確認いたしますね。
このたびは、定期点検にお時間を賜りありがとうございます。
SE構法を採用した安全で高性能なデザイン住宅
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